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ユミルリンク、メール大規模配信時のトラブルを改善するリレーサーバ「Cuenote SR-S」を発売

ユミルリンクは5月20日、ネットワーク経路に設置し、大規模配信において問題となるメールの配信時間増大や配信遅延を改善するリレーサーバ「Cuenote SR-S」の開発を発表した。同製品は6月1日より発売開始。

同製品は、月間約10億通の配信実績をもつ高速メール配信システム「Forcast」のノウハウを生かしたメールリレー専用の配信エンジン。相手サーバの負荷を考慮しつつ、1Uサーバ1台あたり1時間で300万通という高いリレー性能を実現するという。同製品を導入することで、配信規模が大きくなる際に発生しがちな、「携帯向けにメールが上手く送れない」、「会員が増えメール配信に時間が掛かるようになった」といった問題を改善する。また、配信失敗があった場合も、詳細な配信状況・配信ログの確認ができるように運用面での利便性も備えている。

また、配送情報を暗号化して管理して情報漏洩を防止する機能、配信状況(ステータス・エラー回数・ドメイン別・時間別)をリアルタイムに確認する機能、API搭載で詳細な配信ログを取得する機能、配信時間帯の制御・配送速度の制御機能などを搭載している。

価格は、年間ライセンス150万円(税別)から。動作環境は、OSがNovell SUSE Linux Enterprise Server 10 SP1 (x86 64)、CPUがEM64T拡張機能が利用できるIntel CPUとなっている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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