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ミラクル・リナックスが、Cisco製サーバの監視を統合するMIRACLE ZBX Cisco UCS監視オプションを提供開始

ミラクル・リナックスは6月25日、「Cisco Unified Computing System(UCS)」向けに、監視を統合する「MIRACLE ZBX Cisco UCS監視オプション」を提供開始すると発表した。

「Cisco UCS」は、シスコシステムズが提供するサーバ、ネットワーク、ストレージアクセス、仮想環境を結合したシステム。「MIRACLE ZBX」は、オープンソース統合監視ソフトウェア「Zabbix」をベースとして、ミラクル・リナックスが開発したエンタープライズ用途に特化した統合的なシステム監視ソフトウェア。今回提供開始する「MIRACLE ZBX Cisco UCS監視オプション」は、Cisco UCSの管理ソフトウェア「Cisco UCS Manager」とAPI連携し、Cisco UCSの監視設定を容易に行い、複数のサーバの監視設定を一元管理し、サーバ、ネットワーク、仮想環境を含むシステム全体の監視を可能にする。「MIRACLE ZBX」および「MIRACLE ZBX Cisco UCS監視オプション」を活用することで、Cisco UCS環境において信頼性の高い監視システムを低コストで実現する。

「MIRACLE ZBX Cisco UCS監視オプション」は、シスコが定めるテスト基準において、UCS Manager(UCS Manager 2.2.1)との相互接続試験「Interoperability Verification Testing: IVT」に合格し、Ciscoサーバ向けのサードパーティ製品として日本国内で初めてCisco Compatibleの認定を取得している。本認定により相互運用性が検証済みのため、ユーザは導入時間やコストを削減することができる。また、万が一の問題発生時にはシスコとミラクル・リナックスが協力して、相互運用性に起因する問題の解決に対応する。

価格は、「MIRACLE ZBX Cisco UCS監視オプション V1.0 サポートパック」の1年サポートパックが360,000円、3年サポートパックが453,000円、5年サポートパックが525,000円(いずれも税別)。対応OSはAsianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6 以降、Red Hat Enterprise Linux 6、CentOS 6.x。対応監視ソフトはMIRACLE ZBX 2.0.x/2.2.x。出荷開始は7月1日。

(川原 龍人/びぎねっと)

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