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富士通、ハイブリッドクラウドに最適なネットワーク環境を実現するSDNコントローラ「FUJITSU Network VELCOUN-X」を販売開始

富士通は6月11日、ハイブリッドクラウドに最適なネットワーク環境を実現するSDNコントローラ「FUJITSU Network VELCOUN-X」を販売開始すると発表した。

「VELCOUN-X」は、Linuxサーバ上で動作するソフトウェア。プライベートクラウド基盤運用管理ソフトウェアや仮想化環境管理ソフトウェアと連携し、物理ネットワークなどの非仮想化基盤を含むシステム全体をGUIで一つの画面に可視化し、サーバ配備に合わせてネットワーク接続変更を短時間で実現する。運用・管理を効率化し、設定変更にかかる時間を従来比で90%削減する。システム内のトラフィック状況や機器の稼働状況の可視化、障害や外部攻撃の検知から分析、対処までを迅速化することで、業務の停滞やビジネスの存続危機などのリスクを回避する。

また、既存の「FUJITSU Managed Infrastructure Service ネットワーク-LCMサービス」に、SDN対応ネットワークの導入から運用までのサポートを強化した新たなSDNのインテグレーションサービスを追加する。

同社は今後、「VELCOUN-X」とユーザのビジネスや業務に合わせてSDNを活用したソリューションを提案するインテグレーションサービスや、企業の広域ネットワークの管理・運用を効率化するマネージドサービス、各種クラウドの相互接続のためのネットワーク環境をテンプレート化して提供するサービスなどを順次開発し、ビジネスに最適なネットワーク環境を提供していく方針。

(川原 龍人/びぎねっと)

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