セキュリティ

Zenlok、電子メール暗号化を実現するサービス「Zenlok」を無償で提供開始

Zenlok社は5月16日、電子メール暗号化サービス「Zenlok beta」をリリースした。

「Zenlok beta」は、WindowsとMac OS XのOutlookおよびThunderbird用のプラグインとして提供されている。将来は他のメールクライアントにも対応予定、LinuxのWebメールへの対応も予定されている。Zenlok betaをプラグインとして導入すると、メーラーにメニューが追加され、そのメニューから簡単に暗号化したメールを送信することができる。

電子メールの暗号化は、S/MIMEとOpenSSLで行われる。公開鍵暗号方式を採用しており、公開鍵・秘密鍵はZenlok社のサーバが管理しているものが利用される。電子メールの暗号化・復号化を行う際には、サーバからクライアントに鍵が送られる。鍵のやり取りはバックグラウンドで自動的に行われる。Zenlokユーザ以外のユーザにもZenlokメールを送信可能なほか、普及率が高いASPメール(アウトソーシングメール)でも、安全性を高めることが可能だという。

「Zenlok beta」のプラグインは、Webサイトから無償で入手・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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Zenlokサービス概要
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