セキュリティ情報

警察庁、平成26年中のサイバー空間を巡る脅威の情勢について

警察庁サイバー犯罪対策プロジェクトは4月21日、「平成26年中のサイバー空間を巡る脅威の情勢について」を発表した。

平成26年には、インターネットバンキングに係る不正送金事犯の被害が過去最大になっている。手口としては、情報窃取を目的とした英文メールによる「ばらまき型」攻撃が増加しており、日本の制度を踏まえた攻撃を複数確認している。また、警察庁が設置したセンサーにおいて、攻撃パケットや攻撃の準備行為とみられる各種探索パケットを多数観測したという。

さらに、インターネットにおける危険ドラッグの販路の存在、企業のWebサイトに対するリスク型攻撃、偽サイトなどに係る詐欺の多発など、インターネットの利用にかかるリスクが拡大している。

レポートの中では、サイバー犯罪発生情報などの件数・推移状況なども公開されている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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