オープンソース
「Fedora 9」のベータ版リリース
Fedora Projectは3月25日(現地時間)、同プロジェクトが開発に当たっているFedoraの次期バージョン「Fedora 9」(Sulphur)のベータ版をリリースした。同リリースはベータリリースであり、正式リリースではない。
Fedora Projectは、レッドハットが支援しているコミュニティ。Fedoraは、最新の技術を積極的に取り込む方針で開発が進められている。Fedoraは、以前は「Fedora Core」と呼称されていた。
Fedora 9では、kernel 2.6.25-rc5、デスクトップ環境にはGNOME 2.22、KDE 4.0.2が採用されている。その他、新しいファイルシステム「ext4」や暗号化ファイルシステムの採用、新しいパッケージ管理システム「PackageKit」の搭載、デスクトップ検索機能の向上、インストーラの改良などが施されている。
Fedora 9 Betaのインストール用ディスクのISOイメージは、Webサイトから無償でダウンロード・入手できる。
Fedora 9 正式版のリリースは、2008年4月の予定。
(川原 龍人/びぎねっと)
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