オープンソース
ソフトエイジェンシー、Rubyスクリプト暗号化ソフトウェア「RubyEncoder 2.2」を販売開始
ソフトエイジェンシーは3月9日、Inovica Ltd.が開発した、Rubyのソースコードを暗号化するソフトウェア「RubyEncoder 2.2」を販売開始すると発表した。
「RubyEncoder」は、オブジェクト指向スクリプト言語「Ruby」のソースコードをバイトコード形式に変換してRubyスクリプトを保護するソフトウェア。これにより、Rubyのソースコードをリバースエンジニアリングから守ることが可能になり、Rubyソフトウェアの知的財産権を保護し、商用ソフトウェアを安全に配布することが可能になる。今回のバージョンでは、最新バージョンのRuby 2.1および2.2に対応すると同時に、組み込みLinux(ARM系CPU)でエンコードしたバイナリを動作させることが可能になった。
「RubyEncoder 2.2」では、Rubyの1.8.6、1.8.7、1.9.0-1.9.3、2.0、2.1 および 2.2に対応しており、またRubyEncoder 2.2ではエンコードしたバイナリを組み込みLinux(ARM系CPU)で動作させることが可能になった。
「RubyEncoder」はエンコーダとローダの二つからなる。「エンコーダ」はRubyスクリプトをエンコードするソフトウェアで、1ライセンスで1台のみインストール可能。「ローダ」はRubyEncoderによって暗号化されたRubyスクリプトを復号化するバイナリ。ライセンスによるコピーの制限はない。
「RubyEncoder」の本体価格は28,000円/1ライセンス。開発者向けアップグレード件つきサポートパックベーシックは8,000円/1ライセンス・1年。また、事業者向けのアップグレード権+ローダ動作保証つきサポートパック プラチナが680,000円/1ライセンス・1年(価格はいずれも税抜)
(川原 龍人/びぎねっと)