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東芝、IoTソリューション「ApP Lite」ファミリを発表

東芝は3月3日、IoTに適したソリューション「ApP Lite」ファミリー「TZ5000シリーズ」の新製品として、「TZ5010XBG」、「TZ5011XBG」、「TZ5021XBG」、「TZ5023XBG」の4製品をラインアップに追加したと発表した。「TZ5010XBG」、「TZ5011XBG」は3月下旬から、「TZ5021XBG」、「TZ5023XBG」は6月から量産出荷を開始する。

今回発表された4つの製品において、IoT機器への組み込みを容易にする汎用ボード型のリファレンスデザイン、AndroidやYocto Linuxに対応したSoftware Development Kit (SDK)、設計ガイドラインなどのマニュアルが提供される。これにより、機器メーカーはLinuxやAndroidといった高機能OSを搭載したIoT機器の開発期間を短縮することができる。

従来、データマイニングは上位のクラウド側で主に処理されてきたが、近年、下位のIoT機器側に本処理が移ってきており、M2Mデバイスの制御、データマイニング、HTML5などのアプリケーション実行、インターネットコンテンツやスマートフォンとの連携など、IoT機器に対して高い通信、処理性能が求められている。また、効率的にアプリケーションを開発する環境として高機能OSの搭載がIoT機器にも求められている。同製品は、これらのニーズに応えるために開発された。

同製品は、自動電力制御技術によって発熱量を低減し、また業界トップクラスの高いメモリ制御効率を実現する。さらに「TZ5011XBG」、「TZ5021XBG」、「TZ5023XBG」には新しいセキュリティ機能を搭載している。

(川原 龍人/びぎねっと)

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