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レッドハット、SOAによる業務システム構築のためのミドルウェア新製品「JBoss Enterprise SOA Platform」を提供開始
レッドハットは2月28日、サービス指向アーキテクチャ(SOA)による業務システム構築のためのオープンソース・ミドルウェア製品「JBoss Enterprise SOA Platform」の提供開始を発表した。
同製品では、これまで別々に提供されていた「エンタープライズ・サービス・バス(ESB)」「ビジネス・プロセス・マネジメント(BPM)」「ビジネスルールの管理と実行(Rule)」を、その基盤となるアプリケーションサーバとともに一括提供される。
同製品を構成するエンタープライズ・サービス・バス(JBoss ESB)は、複数サービスを協調・連携動作させ、SOAの基盤を構築するソフトウェアバス。
ビジネス・プロセス・マネジメント(JBoss jBPM)は、業務プロセスを制御・自動化し、業務のワークフローを管理するエンジン。申請依頼や承認、意思決定などの業務プロセスを自動化し、可視化する。
ビジネスルールの管理と実行の機能(JBoss Rules)は、業務の遂行に必要なビジネスルールの定義と管理、実行のためのエンジン。ビジネス上のさまざまなルールを統合的に管理し、BPMの機能との連携により制度変更や業務フローの変化に対し迅速に対応できる。
これらを一括提供することによって、SOA導入が手軽になり、かつ費用対効果の低減も期待できるという。
同製品は、本年3月上旬より出荷開始される予定。ライセンスは無償で、テクニカルサポート、製品アップグレード、修正プログラムの提供を含む年額のサブスクリプション価格は210万6,000円(税別)からとなる。
(川原 龍人/びぎねっと)