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センドメール、ISP向けメールゲートウェイフィルタにSMTP 認証による接続・流量を制御する新機能を標準搭載

センドメールは1月10日、送受信メール数やコネクション数などをゲートウェイで制御するメールゲートウェイフィルタ「Mailstream Flow Control」に、 SMTP認証(SMTP AUTH) によるユーザ身元認証結果に基づいてユーザごとの単位時間あたりのメール送信数制限を設定できる「SMTP認証トラフィック制限」を新機能として標準搭載すると発表した。

SMTP認証は、迷惑メールの撲滅を目指す業界団体「JEAG」(Japan Email Anti-Abuse Group)が、 ISPに対して導入提案している技術。今回発表する新機能により、既存のメールサーバにMailstream Flow Controlを導入すれば、新規のプログラムを開発することなく、SMTP認証によるスパム対策が可能となる。

同社はすでに、動的IPアドレスからメールサーバーへ直接配信される迷惑メールを、25番ポートからブロックして排除する技術「OP25B」をスパム対抗技術として提供している。今回発表したSMTP認証トラフィック制限技術は、OP25Bに引き続いてスパマーを追い詰める対策をISPに提供することになるという。

(川原 龍人/びぎねっと)

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