セキュリティ

SELinux Policy Editor Project、SELinuxの設定を簡易化する「SELinux Policy Editor 1.0」をリリース

SELinux Policy Editor Projectは7月18日、SELinuxの設定を簡易化するツール「SELinux Policy Editor 1.0」をリリースした。

SELinuxは、最近注目を集めているセキュアOSモジュールだ。しかし、設定が難しく、かつ編集をミスするとシステムの操作が困難になってしまうという難点がある。

SELinux Policy Editorは、日立ソフトウェアエンジニアリングによって開発された、SELinuxのポリシーを編集するためのツールだ。このツールは、GUIによる設定と、単純化ポリシー(Simplified Policy)から構成されるツール。単純化ポリシーは、難解なSELinux設定の詳細部分を隠し、設定を簡略化する。SELinux Policy Editorの特徴は、GUIによるツールであるというだけでなく、単純化ポリシーを搭載しているというところにある。単純化ポリシーは、GUIを経由しなくても利用できる。

このツールは、Fedora Core 4と3で利用できる(4が推奨)。このツールは、現在利用されているSELinuxには影響を与えず、現在設定されているSELinuxに簡単に戻ること可能なので、気軽に試すことができる。

配布形式は、tarballとRPMパッケージ。SELinux Policy Editor Projectのサイトからダウンロードすることができる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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