仮想化技術

ユニアデックスとサイオス、クラウド上のLinux高可用性分野で協業を強化

ユニアデックスサイオステクノロジーは10月10日、クラウド上のLinux高可用性分野において急増する、企業からの要望を解決することを目的として、協業関係を強化すると発表した。

今回の協業強化により、ユーザの要望を受け、「U-Cloud IaaS」環境における「LifeKeeper for Linux」の利用を可能にした。両者は、「U-Cloud IaaS」環境における「LifeKeeper for Linux」の動作検証を共同で実施し、正常に稼働することを確認した。

「U-Cloud IaaS」は、日本ユニシスグループが提供する企業向けエンタープライズクラウドサービス。今回の動作検証の結果と構築ノウハウの詳細な情報を「LifeKeeper製品とU-Cloudの動作検証レポート」として無償で公開する。同レポートは「LifeKeeper for Linux」を「U-Cloud IaaS」環境で稼働させるためのHAクラスターシステム構築について、事前準備からインストール、設定まで順を追って解説しており、これを参照することで実際に構築が行えるハンズオンマニュアルとして利用できるようになっている。

「U-Cloud IaaS」環境で「LifeKeeper for Linux」を適用することにより、クラウド環境において、より高い可用性で企業システムを構築することができる。また、企業システムの仮想化やクラウド化の増加に伴い、従来のシステム運用とは異なる運用要件が発生し、ユーザの運用負荷が高まるケースも増加しており、「LifeKeeper for Linux」によるアプリケーションレベルの障害検知と自動復旧機能によって運用負荷を軽減することができるという。

(川原 龍人/びぎねっと)

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