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情報処理推進機構、ソフトウェア開発に関するプロジェクトデータを整理・分析した「ソフトウェア開発データ白書2014-2015」を発行

情報処理推進機構技術本部ソフトウェア高信頼化センター(IPA/SEC)は10月8日、幅広い業種・業務から収集した多数のソフトウェア開発に関するプロジェクトデータを整理・分析し、「ソフトウェア開発データ白書2014-2015」として販売開始した。

IPA/SECでは、ソフトウェア開発における定量的プロジェクト管理の普及促進を目的に、開発プロセスの標準化や見える化手法、定量的品質管理手法などの調査・検討を行っている。これらの活動の一環として、2005年から「ソフトウェア開発データ白書」を発行してきた。今回、その最新版として「ソフトウェア開発データ白書2014-2015」を出版した。

 本書では、これまでの収録内容や分析結果に加え、新たに「発注者側におけるソフトウェアの信頼性要求レベルや、受注者側のプロジェクト体制が、ソフトウェア開発における信頼性や生産性にどのような影響を与えるのか」という点に着眼し、「信頼性要求レベルとソフトウェアの信頼性の関係情報」や、「プロジェクト体制とソフトウェアの信頼性の関係情報」など、新たに実施した分析結果から得られた様々な傾向を掲載した。また、これまで一部非公開だった「統計散布図に対応する数式」とその活用方法、IPA/SECがWebサイト上で提供している「プロジェクト診断支援ツール」の利用ガイドも収録している。

「ソフトウェア開発データ白書2014-2015」は、IPAのWebサイトおよびAmazonから購入できる。定価は3,241円(税別)。また、2014年12月下旬より、PDF版の提供を開始する予定。

(川原 龍人/びぎねっと)

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