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アイズ、KNOPPIXをベースとしたシンクライアントシステム「iZE Thin Client」を発売

アイズは11月21日、同社が提供しているシンクライアント用OS「TRANSPORTER」に指紋認証機能を追加し「iZE Thin Client」と製品名を改め、全国発売を開始すると発表した。

同製品は、クライアントに最小限の機能しか持たせず、サーバでアプリケーションやデータの管理を行う形でのシンクライアントシステム。カーネルにLinuxディストリビューションである「KNOPPIX」を採用している。OSが利用を制限するため、フロッピーディスクなど外部メディアの利用も不能になっている。また、OS自身のメディアが書込禁止になっており、不正ソフトの侵入を防御する。

「iZE Thin Client」には、USBメモリに搭載して起動を行うモデルとHDDから起動するモデルが用意されている。USBメモリから起動を行うモデルには更に指紋認証を行うモデルが用意されており、このモデルではOSにログオンしてから指紋認証するのではなく、指紋が認証されない限りOSが活性化しないため、不正に端末を起動することができない。指紋認証により、ICカードの貸借及び不正取得による「なりすまし」を防止する。また、内部は暗号化されており、盗難・紛失に遭っても解読不可能。

価格は、指紋認証を行うモデルが10クライアントで480,000円(税別)となっている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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