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ネットワールド、オープンなNetwork Linuxを搭載できるホワイトボックススイッチを販売開始

ネットワールドは7月24日、Quanta Computerのデータセンタ向けのサーバ、ネットワークスイッチ、ストレージ、ラックなどを取り扱うことができるディストリビューター契約を締結した。その第一弾として、LinuxベースのネットワークOSを搭載できるベアメタルスイッチを、販売開始した。

クラウドデータセンターにおいてSDNが注目される中、低価格ODM/OEM向け「ホワイトボックス」スイッチにオープンなネットワークOSを搭載して活用する手法が拡がっている。Quanta Computer社のベアメタルスイッチは、汎用ASICを採用しており、世界中の大手クラウド事業者による導入実績がある。ベアメタルスイッチは、Cumulus Networks社やBigSwitch Networks社などのSDNソフトウェアベンダーのLinuxベースのNetwork OSをインストールして、VMware社のSDN製品「VMware NSX」などにも接続できるSDNスイッチとして活用することができる。

販売開始される製品は、エントリモデルの「1000シリーズ」(1Gbps)、事業者向け「3000シリーズ」(10Gbps)および「5000シリーズ」(40Gbps)の3シリーズ。各シリーズには、Cumulus Networks社やBigSwitch Networks社のLinuxベースのONIE付ベアメタルスイッチと、Quanta OS搭載の汎用スイッチの2種類がある。販売経路はネットワールドおよび販売パートナー経由。

参考価格は、「1000シリーズ」の「T1048-LY4A」が280,000円、「3000シリーズ」の「T3048-LY2R」 ONIE付 ベアメタルスイッチが990,000円、「T3048-LY2R」 Quanta OS搭載 汎用スイッチが1,290,000円、「5000シリーズ」の「T5032-LY6」 ONIE付 ベアメタルスイッチが1,590,000円、「T5032-LY6」 Quanta OS搭載 汎用スイッチが2,190,000円(いずれも税別)。

(川原 龍人/びぎねっと)

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