開発

テキサス・インスツルメンツ、「Code Composer Studio IDE v6」の最新版を発表

テキサス・インスツルメンツ(TI)は5月1日、統合開発環境「Code Composer Studio IDE v6」を発表した。

「Code Composer Studio IDE」は、業界標準のEclipseオープンソースソフトウェアフレームワークをベースとし、これらに統合ツール群を併せて提供される。WindowsとLinuxの各OSで動作し、いくつかの異なるライセンス選択が可能となり、マイコン製品、ARMベースのプロセッサ製品やDSP製品をはじめとした幅広い組込みプロセシング製品ポートフォリオに互換性を提供する。

「Code Composer Studio IDE v6」では、使い勝手の簡素化のほか、最新機能を提供するとともに、追加のTIソフトウェアパッケージを無償で統合する「App Center」、開発各社において、ユーザインターフェイスを基本的な機能まで簡素化する新しい「Simpleモード」、Optimizer Assistantや、Ultra-Low Power Advisorをはじめとした学習ツール群の強化などが施されている。

デバッグ・インターフェイスを統合した開発ボード、または単価(参考価格)79ドルのデバックプローブ「XDS100」利用者向けに、無償ライセンス版の「Code Composer Studio」が提供されている。「MSP430」のユーザ向けには、16KBまでのコードサイズに限定されたTIコンパイラの制限付き無償ライセンス版、またはコードサイズの限定のないGCCコンパイラ付きの無償ライセンス版が提供される。TI社のすべての組み込み用プロセッサ製品向けのフルプラチナライセンスは、単価(参考価格)495ドルで提供される。

(川原 龍人/びぎねっと)

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