オープンソース

「OpenBSD 5.5」リリース

OpenBSD Projectは5月1日(現地時間)、UNIX系OSであるOpenBSDの最新版、「OpenBSD 5.5」をリリースした。

今回のリリースでは、同プロジェクトが主導で開発に当たっている「OpenSMTPD 5.4.2」「OpenSSH 6.6」が搭載されている。その他のパッケージも、新しいバージョンのものが採用されている。また、変数time_tタイプが64bitとなり、2038年1月19日で扱える時刻がオーバーフローしてしまう「2038年問題」にも対応した。

OpenBSDは、安全性を最重要視したBSD系統のOSで、「デフォルトインストールで高セキュリティ」という方針の下で開発が続けられている。 OpenBSD Projectによると、「長年に渡って、デフォルトインストールでのリモートセキュリティホールは2つだけ」だという。対応プラットフォームは、 Alpha、armish、AMD64、i386、MIPS、PowerPC、SPARC、Zaurusなどとなっている。

「OpenBSD 5.5」はミラーサイトから無償でダウンロードできるほか、CD-ROMセットも用意されており、OpenBSDプロジェクトのWebサイトから注文することができる。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
OpenBSD 5.5 リリースノート
OpenBSD Project(日本語)