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Xilinx、UltraFast 設計手法の自動化とOpenCLによるハードウェアアクセラレーションをサポートした開発環境「Vivado Design Suite 2014.1」を発表

Xilinxは4月16日(現地時間)、 SoC向け開発環境「Vivado Design Suite 2014.1」を発表した。

「Vivado Design Suite」は、システムレベルの統合およびインプリメンテーションにおける生産性問題にゼロから取り組んで構築したSoC向けのIPとシステムを中心とする次世代開発環境。次世代レベルの生産性を実現し、シンプルな使用感でシステムレベルの統合機能を備えている。

「Vivado Design Suite 2014.1」では、UltraFast設計手法の生産性を向上するために、双方向形式のタイミング制約ウィザードを追加し、correct-by-constructionの制約条件を自動で生成できるようになった。

また、様々な機能を実現し、生産性の向上に役立つスクリプトをデザインコミュニティで無料公開し、共有できるザイリンクス「Tcl Store」も新たに発表された。Tcl StoreはVivado IDE内部からアクセス可能なオープンソース リポジトリとなる。設計者はVivado Design Suite の基本機能を拡張するスクリプトを利用でき、ユーザは効率化に役立つコードを共有できる。現時点では、カスタム レポート、解析、最適化、ツール フロー制御、デザイン変更などに関する Tcl アプリケーションが公開されている。

「Vivado Design Suite 2014.1」は、評価版をWebサイトからダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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