オープンソース
Google、WebアプリケーションをPythonやJavaやGo言語を使用して開発しGoogleのインフラストラクチャで実行・管理できるPaaS「Google App Engine 1.9」
Googleは2月28日(現地時間)、WebアプリケーションをPythonやJavaやGo言語を使用して開発しGoogleのインフラストラクチャで実行・管理できるPaaS「Google App Engine 1.9」をリリースした。
Google App Engineは、WebアプリケーションをPythonやJavaやGo言語を使用して開発し、Googleのインフラストラクチャで実行し、バージョン管理することができるPaaS。Python、Java、Goを使って記述されており、それぞれにソフトウェア開発キット(SDK)が用意されている。
Google App EngineはWSGIに準拠しており、WSGI対応しているフレームワークであれば使用できる。Google App Engineのエミュレーション環境をローカル環境に構築でき、SDKをインストールしてRunボタンを押せば、ローカルのWebサーバが起動する。アプリへのアクセスも容易。Pythonを利用していれば、WebフレームワークとしてwebappやDjangoを使うことも可能。webappはSDKに含まれており、インストールすれば使用できるようになる。Djangoの場合は自分でDjango環境を構築する必要がある。
「Google App Engine 1.9」では、Java向けのMapReduceライブラリが試験的ながら導入された。MapReduceライブラリは従来Pythonのみに対して提供されてきたが、本バージョンからJavaでも利用できるようになった。
「Google App Engine」は、Webサイトから無償で入手できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]
プレスリリース