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インテル、産業システム用の仮想化プラットフォーム製品ファミリーを発表

インテルは2月25日(現地時間)、OEM、装置メーカー、システムインテグレータ向けに、最新の産業用組み込みシステムの迅速な実装を実現する「Intel Industrial Solutions System Consolidation Series」を発表した。

「Intel Industrial Solutions System Consolidation Series」は、事前に統合・検証された組込みシステム用仮想化製品。利用者はそれぞれ離れた場所にある複数の分散されたシステムを単一のデバイス上で統合し管理できるため、より効率的な自動化プロセスに、低リスクで移行できる。

Intel Industrial Solutions System Consolidation Seriesは、完全にパッケージ化されたソリューションで、インテル Core i7 プロセッサーと、事前に統合された仮想化ソフトウェアを備えた組込み用コンピュータが含まれる。仮想化ソフトウェアは、あらかじめ環境設定された Wind River Hypervisor を搭載し、論理的に3つに区切られたインスタンスのうち、Wind River VxWorksで動作する2インスタンスでリアルタイムな稼働が必要なアプリケーションを稼働させ、Wind River Linux 5.0 で動作する1インスタンスで、リアルタイムな稼働が不要なアプリケーションを稼働させる。

またインテルは、Intel Industrial Solutions System Consolidation Series を使用した産業用組込みシステムの開発者向けのソフトウェアツールスイートであるIntel System Studioの最新版も併せて発表した。組み込みシステム向けに高度に最適化された構築・パフォーマンス分析ツールを提供し、システムのライフサイクル全体を通じて各種機能の信頼性を高める。

(川原 龍人/びぎねっと)

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