仮想化技術

日本IBM、SDN環境をオープン技術で統合管理するソリューションを発表

日本IBMは2月5日、「IBM Software Defined Network for Virtual Environments(SDN VE)」の新製品、「IBM SDN VE OpenFlow Edition」および「IBM SDN VE KVM Edition」を発表した。OpenFlowネットワークと、KVM環境およびVMware環境におけるオーバーレイ・ネットワークの単一的な管理・制御を目指す。

SDNのニーズは年々高まっており、モバイル、ソーシャル、ビッグデータなど新しい技術の登場により変化するアプリケーション処理の特性に応じて、自動で最適なシステム資源を配置することでビジネスニーズに即応し、継続的なビジネス変革を実現する新しいコンピューティングモデル「Software Defined Environment(SDE)」に注目が集まっている。

IBMは「IBM SDN VE」で、新しいコンピューティングモデルであるSDEの実現を推進する。今回発表された製品では、1つの管理画面で大規模なネットワーク・ファブリックの構築、OpenFlowスイッチのフロー定義、異なるハイパーバイザー間でのオーバーレイ・ネットワークの構築などを行うことができる。

本製品の最小構成価格は、「IBM SDN VE OpenFlow Edition」が166,400円(税別)、「IBM SDN VE KVM Edition」が96,900円(税別)で、2014年2月27日より日本IBMおよびIBMパートナーから出荷開始する。

(川原 龍人/びぎねっと)

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