オープンソース
セキュアOS「TOMOYO Linux 2.0」をリリース、今後はkernel本体への統合を目指す
TOMOYO Linux Projectは6月7日、国産のセキュアOS「TOMOYO Linux 2.0」をリリースした。
「TOMOYO Linux 2.0」は、既存のTOMOYO LinuxをベースにLSM(Linux Security Module)を利用するように移植されたもの。LSMはkernel 2.6のみサポートしているので、kernel 2.4では利用できない。
同プロジェクトは、「TOMOYO Linux 2.0」を、Linux kernelのメインラインに組み込むために開発された新しいTOMOYO Linuxという位置付け。同プロジェクトは、今後TOMOYO Linuxをkernelへ統合する作業に注力するという。なお、「2.0」は「1.x系の上位版」ではないため、1.xの全ての機能を継承しているわけではない。そのため、同プロジェクトは今後1.x系の開発とサポートを継続するという。
TOMOYO Linuxのソースコードは、Webサイトからダウンロードすることができる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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