オープンソース
Debian GNU/Linux 4.0(etch) 正式リリース
The Debian Projectは4月8日(現地時間)、Debian GNU/Linuxの最新版、「Debian GNU/Linux 4.0 etch」を正式リリースした。
今回正式リリースされたetchは、Debian GNU/Linux 3.1 sargeから2年弱を経過してのバージョンアップとなった。大きな特徴は、58の言語に対応したグラフィカルなインストーラの採用と、暗号化ファイルシステムのサポート。カーネルにはkernel 2.6.18を採用。一方で2.4系列は利用できなくなっている。
採用されているソフトウェアは、GNOME 2.14、KDE 3.5、X.Org 7.1、OpenOffice.org 2.0.4a、GIMP 2.2.13、PostgreSQL 8.1.8、MySQL 5.0.32、GCC 4.1.1、Apache 2.2.3、Samba 3.0.24、Python 2.4.4/2.5、Perl 5.8.8、PHP 4.4.4/5.2.0など、その数は18,000以上。
現在のところサポートされているアーキテクチャは、 Sun SPARC、HP Alpha、Motorola/IBM PowerPC、Intel IA-32 (i386) ・ IA-64、HP PA-RISC (hppa)、MIPS、ARM、 IBM S/390 (s390)、そして4.0から新たに加わったAMD64 および Intel EM64T (amd64)。
以前のリリース版であるDebian GNU/Linux 3.1 sargeから Debian GNU/Linux 4.0 etchへのアップグレードには、パッケージ管理ツールaptitudeの利用が推奨されている。
Debian CD Imageは、ミラーサイトから、bittorrentやjigdoを利用したダウンロードのほか、HTTP経由でISOイメージをダウンロードし、入手できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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