セキュリティ

ソニー、PC内のファイルを更新する度に暗号化しバックアップするSDカードを発売

ソニーは7月18日、PCに挿入しておくだけで、予め指定したフォルダ内のファイルを更新するたびに、自動的にデータを暗号化してバックアップするSDカードを、8月20日から発売開始すると発表した。

同製品は、PCに「Real-time Backup Utility」と呼ばれるツールをインストールしておき、このツールでバックアップしたいフォルダを選択しておけば、そのフォルダ内のファイルを新規作成・更新するたびに、SDカードに自動でバックアップされる。バックアップ時には、最新の暗号化方式AES256bitにより暗号化され、重要なファイルも保護される。バックアップの状態(未完了/完了)が分かるマークがPCのファイルのアイコン上に表示されるため、一目で状態が分かるようになっている。

従来はSDカードなどのメモリカードは、デジタルカメラのデータや、スマートフォンのデータ保存容量の拡張などに用いられてきた。ソニーは、常時利用されることが少ないパソコンのメモリーカードスロットを活用したバックアップソリューションを提供することで、メモリカードの更なる利便性向上と市場の活性化を図っていく。

対応OSは、Windows XP(SP3)、Windows Vista(SP2)、Windows 7(SP1)、Windows 8以降となっている。市場予想価格は、「SN-BA16」(16GB) 3,800円前後、「SN-BA32」(32GB) 6,500円前後、「SN-BA64」(64GB) 14,000円前後となっている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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