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Google、Webブラウザ「Google Chrome 28」の正式リリース

Googleは7月9日(現地時間)、WebブラウザGoogle Chromeの最新版「Google Chrome 28」の正式版(Stable)、「Google Chrome 28.0.1500.71」をリリースした。

Google Chromeは、WebKitエンジンを搭載したWebブラウザ。Webページの表示速度が速い、タブごとに1つのプロセスが割り振られる、などの特徴がある。Windows版、Linux版、Mac OS X版、それぞれのOSに対応した版が公開されている。今回の「Google Chrome 28」は、WindowsとMac OS X版(Linux版は6月17日付けでアップデート済)。

「Google Chrome 28.0.1500.71」では、レンダリングエンジンがWebKitから「Blink」に変更された。これにより、コンテンツの読み込みなどの速度が向上している。また、Windows版では、GoogleカレンダーやGmailなどの対応するWebサイト・アプリなどから通知を受け取り表示できる「リッチ通知機能」が搭載された(Mac版は搭載予定)。

今回のリリースでは、18件の脆弱性が修正されている。深刻度は、1件が”Critical”、4件が”High”、7件が”Medium”、3件が”Low”となっている。うち7件には、情報提供者に賞金が支払われている。

Google Chrome は、Windows版Linux版Mac版ともにWebサイトからダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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