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アプリケーション・UIフレームワーク「Qt 5.1」リリース、AndroidとiOSに実験的に対応

Digiaは7月3日(現地時間)、アプリケーション・UIフレームワーク「Qt 5.1」をリリースした。

Qtは、C++言語で実装されたアプリケーション・ユーザインタフェースフレームワーク。X Window Systemで利用されるGUIツールキットなどの用途で広く利用されているのみならず、GUI以外のアプリケーションでも利用されている。

「Qt 5.1」では、実験的にAndroidとiOSへの対応が加わった点が大きな変更点として挙げられる。Androidへの対応は高い水準に達しているといい、次期版であるQt 5.2では正式サポートとなる予定。なお、iOSへの対応は一部が不十分だが、同じく次期版Qt 5.2では正式サポートとなる模様だという。

また、Qt Quick用のGUIコントロール集「Qt Quick Controls」が新しく導入されたほか、新しいモジュールの追加、機能強化、バグフィクスなど、多数の変更が加えられている。

Qtには、商用版とオープンソース版があり、オープンソース版のライセンスはLGPLおよびGPL。オープンソース版の「Qt 5.1」は、Webサイトから無償で入手できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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