セキュリティ

三菱電機、クラウドで機密情報を暗号化したまま検索とアクセス制御の両立を実現する「秘匿検索基盤ソフトウェア」を開発

三菱電機は7月3日、クラウドサービスにおいて、機密保護のために暗号化した情報を復号せずに検索でき、かつ検索者を限定することができる「秘匿検索基盤ソフトウェア」を開発したと発表した。

このソフトウェアでは、クラウドのデータベースを暗号化し、検索中も復号することなくキーワード検索を実現する。データベースの暗号化の際に、アクセスできる企業側部署を限定でき、より強固な機密保護を実現する。また、検索性能は1~3秒以内で、従来比数百倍高速化されているという。また、ブラウザから利用できるように本基盤ソフトウェアをブラウザプラグインとして実装されており、企業側のPCに専用アプリケーションの導入は不要となっている。サービス開発者は、SQLを利用したプログラム開発が可能だという。

今後は、2014年度を目標に製品への適用を目指すという。

(川原 龍人/びぎねっと)

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