オープンソース

様々なプログラミング言語に対応したコンパイラ基盤「LLVM 3.3」リリース

LLVM Developer Groupは6月18日(現地時間)、「LLVM Compiler Infrastructure(LLVM) 3.3」をリリースした。

LLVM(Low Level Virtual Machine)は、コンパイル時、リンク時、実行時など、さまざまな時点でプログラムを最適化するよう設計された、さまざまなプログラミング言語を網羅しているコンパイラ基盤。仮想マシンをターゲットとした中間言語を生成し、その仮想マシンに向けたコードを特定のコンピュータに最適なコードに変換する。この作業は言語・アーキテクチャの双方から独立しているため、様々な言語およびアーキテクチャに対応できる仕組みになっている。

「LLVM 3.3」では、最適化機能「Auto-Vectorizer」がデフォルトで有効になっており、より強力な最適化が利用できる。他にも性能改善、アーキテクチャの拡充などが施されている。

「LLVM 3.3」は、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
リリースアナウンス