オープンソース

テンアートニが米Black Duck Softwareと提携、ソフトウェアの知的財産管理サービスを開始

テンアートニは、米Black Duck Softwareと提携し、ソフトウェア知的財産の管理サービス「ProtexIP」を日本国内で開始した。このサービスを利用すると、ソフトウェアに紛れたオープンソースのコードを検出することができる。

ソフトウェア開発が巨大化するにつれ、開発を第三者に委託するケースが増えている。このため、開発中のソフトウェアにオープンソースのソースコードを利用し、開発の効率化をはかるケースが出てきている。このようなケースでは、ソースコードの公開が必要になる場合があり、ソフトウェア開発者は知的財産の管理を厳格に行う必要が生じる。

「ProtexIP」は、このような問題に対処するサービス。このサービスは、ライセンス情報を収納したデータベースを利用して、ソフトウェアソースコードの中にオープンソースのソースコードが含まれていないかどうかをチェックする。 これにより、商用などのソフトウェア知的財産が、オープンソースソフトウェアライセンスを侵害していないかどうかを確認することができ、組み込みソフトウェアやソースコードを公開しないソフトウェアの開発において、ソフトウェア知的財産の管理が容易になる。

このサービスは、日本国内企業向けに、7月中旬より提供開始される予定。

(川原 龍人/びぎねっと)

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