オープンソース

「OpenBSD 5.3」リリース

OpenBSD Projectは5月1日(現地時間)、UNIX系OSであるOpenBSDの最新版、「OpenBSD 5.3」をリリースした。

今回のリリースでは、同プロジェクトが開発に当たっているSMTPサーバ「OpenSMTPD」が初めて搭載された。その他、バーチャルデーモンのサポート強化、メモリの利用効率向上、セキュリティの改善、ドライバの追加など、さまざまな改良が施されている。

OpenBSDは、安全性を最重要視したBSD系統のOSで、「デフォルトインストールで高セキュリティ」という方針の下で開発が続けられている。 OpenBSD Projectによると、「長年に渡って、デフォルトインストールでのリモートセキュリティホールは2つだけ」だという。対応プラットフォームは、 Alpha、AMD64、i386、MIPS、PowerPC、SPARC、Zaurusなどとなっている。

「OpenBSD 5.3」はミラーサイトから自由に入手できるほか、CD-ROMセットも用意されており、OpenBSDプロジェクトのWebサイトから注文することができる。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
OpenBSD 5.3 リリースノート
OpenBSD Project(日本語)