オープンソース

MariaDBの開発に向け「SkySQL」と「MontyProgram」が合併

SkySQLMontyProgramは4月23日、両社の合併を発表した。

SkySQLはMySQLとMariaDBのサポートを行っている企業で、Monty ProgramはMariaDBの開発を主導する企業。いずれもベンチャー企業で、MySQL開発当初の開発者らが立ち上げた。

MySQLは2008年にSun Microsystemsが買収し、2010年にOracleがSunを買収したためOracleが主導で開発に当たっていた。MariaDBはMySQLから派生したオープンソースのRDBMSで、MySQLとの高い互換性を持っている。Fedoraなど、いくつかのLinuxディストリビューションは、デフォルトで搭載するデータベースソフトウェアをMySQLからMariaDBに変更する意向を示している。

合併は4か月後に完了の見込み。社名は「SkySQL」となる予定。合併により、MariaDBの開発と投資、MySQLとMariaDB双方のユーザがクラウドで効率のよい運用を行うための新しい支援ソリューションの開発などに取り組んでいくという。また、MariaDB Foundationにも参加する。

(川原 龍人/びぎねっと)

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