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産総研、ワンCD Linuxの最新版「KNOPPIX 5.1.1」日本語版リリース 3Dデスクトップを収録

産総研は6月20日、ワンCD Linuxの最新版「KNOPPIX 5.1.1 CD/DVD日本語版」をリリースした。3Dデスクトップ「beryl+emerald」の収録などが目玉だという。

前回のリリースから約半年ぶりのメジャーリリースであり、多くの変更が施されているという。主な特徴は、
○Linux Kernel 2.6.19(.1) + fuse 2.6.1の採用
○3Dデスクトップ beryl+emerald の収録
○cloop 2.05 に block buffering が入り、高速起動を目指す(日本語版ではLCAT(Live CD Acceleration Tool kit)を適用し、更なる高速起動を可能に)
○動作しているKNOPPIXから起動可能なUSBメモリを作成するmkbootdevを実験的に搭載
○CD/DVD上で書換えを可能にする機能がUNIONFS から AUFS に変更

など。また、日本語版独自の変更点として、
○日本語入力を SCIMへ統一
○Debianから OpenOffice.org 2.1の追加
○GRUB部分を、grubinstallからgrub2dosへ変更
○coLinuxへの対応を中止
○LCAT適用による高速化
などが施されている。

KNOPPIX 5.1.1は、産総研のWebサイトからダウンロードすることができる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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KNOPPIX日本語版(産総研)