セキュリティ

情報処理推進機構、「2013年版 10大脅威 身近に忍び寄る脅威」を公開

情報処理推進機構は3月13日、近年の情報システムを取り巻く脅威を「2013年版10大脅威 身近に忍び寄る脅威」としてまとめ、Webサイトで公開した。

同文書は、情報セキュリティ分野の研究者、企業などの実務担当者など117名から構成される「10大脅威執筆者会」メンバーの知見を集め、近年の情報システムを取り巻く脅威について解説したもの。企業のみならず、個人に対する脅威についても触れている。

10大脅威執筆者会が選んだ「2013年版 10大脅威」は次の通り。

1位 「クライアントソフトの脆弱性を突いた攻撃」
2位 「標的型諜報攻撃の脅威」
3位 「スマートデバイスを狙った悪意あるアプリの横行」
4位 「ウイルスを使った遠隔操作」
5位 「金銭窃取を目的としたウイルスの横行」
6位 「予期せぬ業務停止」
7位 「ウェブサイトを狙った攻撃」
8位 「パスワード流出の脅威」
9位 「内部犯行」
10位 「フィッシング詐欺」

同文書は3章構成となっており、第1章では、情報セキュリティの変遷として、2001年から2012年までの情報システムを取り巻く脅威やセキュリティ対策の流れを考察。第2章では、2012年において社会的影響が大きかった10項目のセキュリティ上の脅威について解説。第3章では、今後社会的影響が大きくなると予想される脅威やセキュリティ対策の課題についての概要と傾向を解説している。

(川原 龍人/びぎねっと)

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「2013年版 10大脅威 身近に忍び寄る脅威」本文
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