セキュリティ

タグシクス・バイオと大日本印刷、模倣困難な人工DNAを含有した偽造防止向け印刷用インクを開発

タグシクス・バイオは2月12日、大日本印刷と共同で、人工DNA(デオキシリボ核酸)を利用し、偽造や模倣が極めて困難な印刷用インクを開発した。

このインクは、特殊な人工DNAが混ぜられており、同一の構造を持たないというDNAの特質を、真贋判定や偽造防止に役立てることができるという。自然界のDNAとの区別も容易であり、解析精度も高いという。また、人工DNAの課題とされていた、光や熱、湿度などによる保存性低下も大幅に改善したという。

このインクは、将来的には紙幣やパスポート、有価証券や公文書、機密文書などの用途での需要が見込まれるという。

(川原 龍人/びぎねっと)

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