セキュリティ
情報処理推進機構、生体認証の利用促進に向けた「生体認証導入・運用の手引き」を公開
情報処理推進機構は2月4日、2012年7月から実施している「バイオメトリクス・セキュリティ研究会」において、生体認証の利用事例とその利用におけるポイントをまとめた「生体認証導入・運用の手引き」と、国内外における生体認証の技術・利用動向を調査した「2012年度 バイオメトリクス・セキュリティに関する調査」報告書をWebサイトで公開した。
「生体認証導入・運用の手引き」では、「生体認証導入・運用の為のガイドライン」から、生体認証の導入時に検討すべき事項や、生体認証システムを運用していくための手順などを再構成している。また、「生体認証システムの導入・運用事例集」に掲載されている8件の事例の追跡調査と、新たな4件の利用事例について調査を追加し、14件の生体認証利用事例について紹介している。
「2012年度 バイオメトリクス・セキュリティに関する調査」では、今後、生体認証が様々な用途で活用されることを見込み、「デジタルヘルス」「介護福祉」「災害対応」において想定される生体認証を利用したサービスと、それを運用する上で考えられるセキュリティ上の課題についての検討を行い、生体情報の集約管理に向けた情報保護技術の開発や、生体情報を運用する為の仕組みなどについて解説している。
(川原 龍人/びぎねっと)
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アナウンス
生体認証導入・運用の手引き(全66ページ、PDF)
2012年度 バイオメトリクス・セキュリティに関する調査 報告書(全96ページ、PDF)