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NTTコムウェア、PCをシンクライアント化するソフト「コムウェアシンクライアント」を販売開始
NTTコムウェアは11月7日、既存PCをシンクライアント化するソフトウェア、「コムウェアシンクライアント」の販売開始を発表した。
シンクライアント方式は、クライアント端末にデータの保存機能を持たないため、顧客情報など企業内データの情報流出防止に有効な方式。個人情報保護の観点や導入が予定されている日本版SOX法などにより、セキュリティ対策や内部統制を実現する技術として注目が集まっている。
「コムウェアシンクライアント」は、ノベルの「Novell Linux Desktop9」をカスタマイズしたソフトウェア。NTTコムウェアでは約1年間NTTグループでのトライアルを行い、改良を経て実用性、信頼性を高めてきた。既存PCを利用することができ、OSレベルでよりセキュアなシンクライアント環境を実現する。
同製品には、PCにOSの新規インストールを必要とせず、既存のPCをUSBやCD-ROMから起動することによりシンクライアント環境を実現する「CD-ROM、USBタイプ」と、USB内のシンクライアントOSをHDにインストールすることで、HDを初期化し、PCをシンクライアント化する「HDタイプ」がある。
価格はオープン。発売記念キャンペーンとして、12月20日まで期間限定で「コムウェアシンクライアント CD版」を1万2800円(税込)で提供される。
(川原 龍人/びぎねっと)
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