ハードウェア
NEC、仮想化基盤向け無停止型サーバ「Express5800/ftサーバ」の新モデルを発表
NECは11月20日、無停止型サーバ「Express5800/ftサーバ」において、処理性能を従来機比50%向上させ、メモリやハードディスク、ネットワーク性能を強化した仮想化基盤向け新製品4モデルを販売開始すると発表した。
「Express5800/ftサーバ」は、CPU、メモリなど主要なハードウェアをすべて二重化し、ハードウェア障害によるシステム停止のリスクを低減した高可用性サーバ。同一のハードウェア上に複数のシステムが存在する仮想化環境において、ハードウェアの障害が全システムに影響してしまうリスクを回避する。
新製品は、2モデルがラインアップされ、サーバ統合の規模や処理性能に合わせた選択が可能。プロセッサにIntel Xeon E5-2600製品ファミリーを採用し、従来機比で50%性能を向上させた。メモリは最大256GB、ディスク容量は最大7.2TBまで拡張できる。仮想化ソフトウェアはWindows Server 2008 R2 Hyper-Vをサポート。また、システムの長期間の使用ニーズに合わせた「長期保守対応モデル」もリリースされ、最大10年間の長期保守に対応する。
希望小売価格は、Express5800/R320c-M4(Windows Server 2008 R2モデル、Intel Xeon プロセッサE5-2670、メモリレス(最大256GB)、ディスクレス(最大7.2TB)、Hyper-V対応)が2,310,000円、Express5800/R320c-E4(Windows Server 2008 R2モデル、Intel Xeon プロセッサE5-2603、メモリレス(最大128GB)、ディスクレス(最大7.2TB)、Hyper-V対応)が1,530,000円(いずれも税別)となっている。
(川原 龍人/びぎねっと)