セキュリティ

日本IBM、ユーザ認証を統合し、サイバー攻撃から守るアプライアンス

日本IBMは11月16日、複数のWebアプリケーションに対するユーザ認証の統合と、Webアプリケーションへのサイバー攻撃の防御を実現するアプライアンス製品「IBM Security Web Gateway AMP 5100 V7.0」を発表した。

同製品は、Webアプリケーションへのアクセス経路に設置し、ネットワークなどの設定を行うだけで活用でき、多数のWebアプリケーションに対して個別に設定されているユーザIDやパスワードを管理するといった、ユーザおよび管理者の両方に求められる負荷を軽減する上に、Webアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃を防御する機能を備え、セキュリティを強化する。

同製品は、最近増加傾向にあるXSS攻撃やSQLインジェクション、および意図しない処理が勝手に実行される「クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)」、PHPで作成されたWebアプリケーションの脆弱性を狙う攻撃を防御する。また、IBMのセキュリティ研究開発機関「X-Force」で監視された新種の攻撃に対する防御機能を自動的または手動で導入でき、新たな脅威にも対応できる。

新製品は756万円(税別)。12月14日から、日本IBMおよびビジネスパートナーから販売される。

(川原 龍人/びぎねっと)

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