オープンソース
大和証券、国内最大級となるLinuxベースのシステムを導入
大和証券、大和総研、富士通は7月25日、大和証券のオンライントレードシステム「ダイワのオンライントレード」のインフラ基盤を刷新したと発表した。
新システムは、Linuxで構築した国内最大級のオンライントレードシステム。2011年10月から段階的に新システムへ移行を開始しており、2012年4月より本格稼働しているという。インフラ基盤には東京証券取引所で実績のある富士通製高速インメモリデータ管理ソフトウェア「Primesoft Server」などを採用し、高速処理の実現だけでなく、アクセス集中時の安定性やセキュリティを重視した構成としている。
大和総研は、ハードウェアに依存しないシステム環境を目指し、Linuxによるシステム構築を推進しており、今回、商用UNIXをベースとしていたオンライントレードシステムをLinuxベースに刷新したという。大和ネクスト銀行のネットバンキングシステムをはじめとするLinux の大規模プロジェクトの経験等、富士通、大和総研のオープン系システム構築のノウハウを活かし、安全な移行を実現した。また、仮想化技術を活用することで、運用保守コストの削減も実現された。
(川原 龍人/びぎねっと)
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