オープンソース
Mozilla、メールクライアント「Thunderbird 7」をリリース
Mozilla Foundationは9月27日(現地時間)、メールクライアント「Thunderbird 7」をリリースした。
Thunderbirdは、柔軟なカスタマイズ性を持つメールクライアント。RSSおよびニュースグループクライアントも備える。POPとIMAP 双方のプロトコルをサポートし、HTML形式のメールにも対応している。RSS リーダー、ニュースグループリーダーも兼ね備えており、迷惑メールフィルタ、フィッシング詐欺対策など様々な機能を持っている。数多くのアドオンを持ち、柔軟なカスタマイズが可能となっている。
Thunderbird 7は、Thunderbird 6系列に続く最新系列となるリリース。Thunderbird 7では、Firefox 7と同じGecko 7エンジンを搭載しており、安定性の向上が図られている。また、ユーザーインタフェースなどの機能向上、修正や機能追加も施されている。
ただし、9月29日時点で、一部環境で更新後にアドオンが消えてしまう問題が確認されたため、現在自動更新を中止している。修正版の準備ができ次第再開するという。
「Thunderbird 7」は、MPL・GPL・LGPLのトリプルライセンスの下で配布されている。Windows版、Linux版、Mac OS X版が用意されており、それぞれWebサイトから無償でダウンロード・利用できる。
(川原 龍人/びぎねっと)