仮想化技術

「VirtualBox 4.1.0」リリース

Oracleが開発・リリースに当たっているVirtualBoxの最新版、「VirtualBox 4.1.0」が5月18日(現地時間)リリースされた。

VirtualBoxは、ホスト上に仮想マシンを作成し、その上で別のOSを実行することができるソフトウェア。Windows版、Linux版、 BSD版などが用意されており、個人利用または評価目的の場合は無償で利用可能。また、ソースコードがOSE版としてGPLの下で公開されている。

VirtualBoxでは、仮想マシンからUSB機器を利用したり、Windowsのリモートデスクトップ接続を仮想マシンへ接続する、などが可能。3Dアクセラレーションをサポートしており、64ビットゲストにも対応している。

「VirtualBox 4.1.0」は、メジャーアップデートリリース。大規模システムのサポートやリモートアクセスの改良、対応プラットフォームの拡充といった機能改善のほか、完全クローンおよびディスクを効率的に利用する「リンククローン」などのクローン機能などが新しく加わった。

VirtualBoxは、バイナリ版とOSE版があり、共にWebサイトから入手できる。OSE版(Open Source Edition)はGPLライセンスの下で配布されているため無償で利用可能、バイナリ版は個人利用・評価目的に限り無償利用可能となっている。 VirtualBoxの本体は、Webサイトから入手できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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