オープンソース

ノベル、SUSE Linux 10.1日本語版を発表、6月2日より発売開始

ノベルは5月22日、同社の提供するSUSE Linuxの最新版「NOVELL SUSE Linux 10.1日本語版」を、6月2日より発売開始すると発表した。

SUSE Linuxは主にデスクトップ用途向けパッケージを搭載した個人ユーザ向けLinux製品。管理ツールとして、SUSE Linux独自の機能である「YaST」を備える。新しくLinuxに取り組むユーザには導入しやすいように、使い慣れたユーザには最新の技術を入手することができる。

SUSE Linux 10.1は、ノベルがスポンサーを務めるオープンソースコミュニティであるopenSUSEとの協力のもとで作られたはじめてのバージョンとなる。ノベルは、NOVELL SUSE Linux 10.1日本語版の発表にあわせ、「openSUSE日本語版」を開始する。

SUSE Linux 10.1は、カーネル2.6.16を搭載し、仮想化ソフトウエアXen 3.0.2、KDE 3.5.1・GNOME 2.12.2、OpenOffice 2.0.2、Firefox 1.5.0.3を備えている。また透明効果・三次元処理を提供する「Xgl」を搭載し、ルック&フィールが向上した。

さらに、内外の攻撃やウィルス、不正アプリケーションからアプリケーションを保護する「Novell AppArmor 2.0」も搭載、セキュリティ向上を図る。

価格はオープンプライス(市場推定価格は9,240円)で、店頭およびノベル販売パートナを通じて販売される。 また、SUSE Linux 10.0日本語版を5月1日以降に購入し、7月31日までにユーザ登録したユーザには、SUSE Linux 10.1を無償で提供する。

(川原 龍人/びぎねっと)

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