オープンソース

OpenBSD3.9 リリース

OpenBSD Projectは5月1日(現地時間)、UNIX系OSであるOpenBSDの最新版、「OpenBSD 3.9」をリリースした。今回のリリースでは、一部のG5ベースのMacへの対応など、いくつかのハードウェアへの対応、多数の新しいデバイスドライバの搭載、開発環境の大幅な機能向上などのほか、OpenSSH 4.3の採用など、多くのパッケージが更新されている。

OpenBSDは、安全性を最重要視したBSD系統のOSで、「デフォルトインストールで高セキュリティ」という方針の下で開発が続けられている。OpenBSD Projectによると、「8年以上の間、デフォルトインストールでのリモートセキュリティホールはたった一つ」だという。また、SVR4 (Solaris)、FreeBSD、Linux、BSD/OS、SunOS、HP-UXで動作するプログラムのバイナリエミュレーション機能に対応していることも特徴の一つだ。 また、数多くのLinuxなどでも広く採用されているOpenSSHは、同プロジェクトの成果物だ。

「OpenBSD 3.9」は、ミラーサイトから自由に入手できるほか、3枚組CD-ROMセットも用意されており、OpenBSDプロジェクトのWebサイトから注文することができる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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