仮想化技術

NTTデータ、オフィス環境をトータルでクラウド提供する「BizXaaS Office」を発表

NTTデータは5月27日、クラウドサービス「BizXaaS プラットフォームサービスSaaSサービス」のオフィス向けサービス、「BizXaaS Office」を5月30日より開始すると発表した。

「BizXaaS Office」は、社員のPC環境をクラウドで提供する「デスクトップサービス (DaaS: Desktop as a Service)」と、Microsoft製品を利用したファイルサーバーサービス、メールサービス、文書管理サービスを提供するクラウドサービス。

このサービスは、企業の節電協力が求められている状況の中、サーバの自社保有が不要となることや、シンクライアント活用による在宅勤務を推進できることなどにより、オフィスの省電力化に貢献する。また、社内のファイルサーバやメールサーバもクラウド上に集約・統合でき、さらなる省電力化が図れるという。

また、端末、サーバ、オフィスコミュニケーションシステム、サーバ運用まで安価なサービスとして提供されるため、ユーザの運用コストを軽減するほか、PCをシンクライアント環境に移行し、シンクライアント専用端末に置き換えることで、端末からの情報漏えいを確実に防止する。また、ユーザごとに個別の環境が用意されるため、情報の漏洩などの心配も少ない。

今後、「BizXaaS Office」は、東日本-西日本間でのディザスタリカバリ(DR:災害時のデータ復旧)の提供や、アジア諸国などグローバルでのサービス展開も視野に入れ、サービスの拡充に取り組んでいくという。

参考価格は、デスクトップサービス (DaaS) 仮想PC型が月額3,400円~/ユーザ(1,000ユーザ利用の場合)、デスクトップサービス (DaaS) サーバ共有型が月額2,125円~/ユーザ(1,000ユーザ利用、同時利用率40%の場合)となっている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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