オープンソース

「Debian GNU/Linux 6.0」(squeeze)正式リリース

Debian Projectは2月6日(現地時間)、LinuxディストリビューションDebian GNU/Linuxの最新版「Debian GNU/Linux 6.0」(コードネームsqueeze)を正式リリースした。

今回正式リリースされたsqueezeは、Debian GNU/Linux 5.0(lenny)から約24ヶ月を経過してのバージョンアップリリースとなった。

採用されたソフトウェアは、kernel 2.6.32、KDE 4.4.5 や GNOME 2.30、 Xfce 4.6.2、LXDE 0.5.0、OpenOffice.org 3.2.1など。

本リリースでは、フリーでないファームウェアを含むパッケージが「non-free」に分類された。また、「non-free」はデフォルトでは無効になっているため、ユーザはデフォルトで完全にフリーなシステムを構築できる。さらに、実験的ではあるが、FreeBSDカーネルを採用した「Debian GNU/kFreeBSD」が加わったほか、数多くの変更が加えられている。

squeezeがサポートされているアーキテクチャは、 Sun SPARC、Motorola/IBM PowerPC、Intel IA-32 (i386) ・ IA-64(ia64)、HP PA-RISC (hppa)、MIPS、EABI ARM、 IBM S/390、AMD64。Debian GNU/Linux 6.0(squeeze)のインストールイメージは、Webサイトから無償で入手・利用できる。なお、前バージョンである5.0(lenny)からのアップグレードは、aptitudeを利用することが推奨されている。また、通常のインストールメディアに加え、あらかじめインストールしていない環境でもCD-ROMやUSBメモリなどのライブイメージでも起動できる。

Debian GNU/Linux 6.0(squeeze)は、Webサイトからダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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リリースノート(日本語訳)