仮想化技術

クラウド向けのビルド管理システム「Baracus」Projectが始動

オープンソースのブート/ビルド管理システムBaracus Projectが11月15日(現地時間)、始動した。同プロジェクトは、Novellの支援を受けている。

プロジェクトのWebサイトでは「openSUSE」ベースの仮想ハードディスクイメージ(KVMとVMware)が公開されている。今後、クラウド環境向けのシステム管理ツールとして開発を進めていく。

「Baracus」は、遠隔ブートだけでなく、プロビジョニング、システムのイメージ化、クローン作成などの機能を持つ、クラウド向けのビルド管理システム。「Baracusサーバ」は、NovellのSUSE Linux Enterprise ServerなどLinux上で動作する。クライアント側は、x86/x64/AMD/AMD64/s390xのほか、仮装化環境のKVM/Xen/XenServer/VMware ESX/VirtualBoxなどに対応するという。現在では、同プロジェクトのWebサイトに、openSUSEベースの、KVMとVMware対応の仮想ハードディスクイメージが公開されている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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Baracus Project