オープンソース
Cライブラリのglibc最新版、「glibc 2.4」リリース
GNU Projectは3月6日(現地時間)、UNIX系OSなどで広く利用されているCライブラリであるGNU C library(glibc)の最新版、「glibc 2.4」がリリースされた。glibcは、C言語で記述されたプログラムで利用される関数のフリーなライブラリであり、Linuxでは事実上の標準実装となっている。
glibc 2.4では、オーバフロー感知機能を持つ関数が増えるなどセキュリティ面が強化されたほか、iconv関数がサポートするエンコーディング形式・Linuxカーネルのシステムコールの増加などが図られている。
なお、本バージョンから、NPTL (Native POSIX Threading Library) を必要とするため、Linuxで利用するためには、NPTLを実装しているkernel2.6系列が必要となる。karnel2.4系列では、このバージョンのglibcを利用することは推奨されておらず、glibc2.3系列を利用することが推奨される。
glibc 2.4のソースコードは、GNU Projectのダウンロードページや、ミラーサイトからダウンロードできる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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GNU C library(glibc)
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