仮想化技術

富士通、ICTインフラをオンデマンドで利用できるパブリック型クラウド(IaaS)の商用サービスを提供開始

富士通は9月27日、サーバなどのICTインフラをユーザがネットワーク経由でオンデマンドで利用できるクラウドサービス(IaaS:Infrastructure as a Service)、「オンデマンド仮想システムサービス」を10月1日より提供開始すると発表した。

同サービスは、ICTインフラを一括して、同社のデータセンターからネットワーク経由で仮想的に提供するもので、ユーザが利用用途に合わせて利用できるパブリック型クラウドサービス。従量課金制なので、ユーザは必要なときに限って、低コストで利用することができる。このため、需要変動型の業務システムや、自社システム構築に際しての開発や検証などで一時的にICTインフラが必要な時に限って利用する、などという利用が可能なため、コスト削減も期待できるという。

また、同サービスでは有償で24時間の電話サポートが提供されるほか、「よくある質問」へのアドバイスを共有するユーザー・コミュニティー機能も提供される。

サービスは10月1日に提供開始となる。価格は、1時間25円(1仮想サーバあたり)から。また、提供開始にあたって、半日コースでの検証トライアルサービスが無料で利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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