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クラムワークス、端末機器向きのLinux搭載デスクトップ2製品

クラムワークスは9月21日、Ubuntu 10.04 LTSをプレインストールしたファンレスLinux PC、「DML-T360」と「DML-D580」の二機種を発売した。

同製品は、Ubuntu 10.04 LTSを導入したファンレスLinux PCであり、内蔵HDDへの書き込みを禁止してリードオンリー化する「書込み禁止モード」を搭載していることが特徴。通常モードと書き込み禁止モードの切り替えはBIOS設定により行う。

「通常モード」ではUbuntuの各機能を自由に追加、削除できるほか、Linux用サードパーティ アプリケーションやプリンタドライバ、VPN等をインストールする事が可能。「書き込み禁止モード」ではファイルシステムがロックされ、ファイルの追加、削除、書き換えができなくなる。ハードディスクへのライトアクセスはRAMディスクにリダイレクトされるため、ハードディスク上のファイルには影響を与えない。誤操作やイタズラによりファイルが書き換えられても、更新されるのはRAMディスク上のファイルなので、システムの再起動だけで元に戻す事ができる。同製品は、主にシンクライアント、キオスク端末、デジタルサイネージなどの用途を想定しているという。

価格は、省スペースの「DML-T360」が37,800円、Core 2 Duo P7350を搭載した「DML-D580」が97,650円 (税込)。

(川原 龍人/びぎねっと)

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