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インテル、マカフィーを買収

マカフィーは8月20日、インテルによる買収に合意したと発表した。

発表の中で同社は、現在のセキュリティモデルは増え続けるデバイスに合わせて対応できる拡張性に欠けるとし、今後ネットワークに接続されるさまざまなデバイスを保護するためには、新しいセキュリティアプローチが必要だとしている。すなわち今回の買収の目的は、コスト削減ではなく、新たな市場を創出することだという。インテル社は、急成長する分野に高性能なプラットフォームを提供するため、ソリューション、サービスの専門知識をもたらすWind Riverなどの企業を買収しており、戦略の次の一歩として、個人と企業の保護を強化し、インテル社製品の技術革新を推進するという。来年までには、両社の連携の成果として、新しいセキュリティソリューションを発表する予定。

マカフィーは今後も独立した子会社として活動し、経営陣と製品ポートフォリオを維持するという。買収完了後も、マカフィーはセキュリティビジネスに特化し続け、インテル社の完全子会社として事業を運営し、インテル社の技術投資、市場、ブランド、グローバルな従業員基盤の恩恵を受けながら、セキュリティソリューションへ注力し続ける構え。

(川原 龍人/びぎねっと)

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インテル社によるマカフィー社の買収について